正善寺日記

正善寺の由緒、仏像、お参り風景等を公開していきます

観音様のご縁日

久しぶりに朝から青空で、気持ちいい一日が過ごせそうな気がします。

今日18日は、観音様のご縁日。朝から大勢の皆様がお参りいただきました。この日はいつも、前の晩からお天気のことが気になります。と、いうのも、お参りいただく方々の大半が、80才を過ぎたご高齢の方々ばかりで、殆どの方が杖をついてお越しいただきます。したがって、傘をさしてお参りいただき、万が一転倒でもしてはと心配になります。

毎回、福勝寺のご住職にご読経いただいた後、法話をお聞かせいただくのですが、今日はご住職より『融通』という言葉の意味をお聞きしました。

と、言うのも、ご住職は午後から兵庫県西宮市にある「神呪寺 融通観音大祭」にお出かけとのことで、この融通という言葉の由来をお聞かせいただいたのです。

融通観音とは、ご本尊の如意輪観音像の別名とのこと。なんでも、お参りすると『金を融通してくれる』と言われ商業者の信仰があついところからこう呼ばれているようです。

福勝寺のご住職は、融通とは、金を融通するという意味もあるが、人の心と心をお互い融通しあう、『互いを思いやる心』であると仰っていました。

この融通観音は、日本三大如意輪の一つで、毎年5月18日にだけ公開されているようです。

機会があれば、是非訪れてみたいお寺です。