正善寺日記

正善寺の由緒、仏像、お参り風景等を公開していきます

満員御礼

こんにちは 正善寺管理人です

日本には四季が無くなってしまったかと思うような寒さが一気にやって来ました

暑い夏が過ぎ、色づく紅葉を楽しみながら、ゆっくりと寒さに馴染んでいくのが日本の良いところと思っていたのですが、こんなに急に寒波がやって来ると、体調を壊しそうです 皆さんもお気を付けください

今日は月に1度の観音様の縁日 いつもは7、8人のお参りなのですが、今日は本堂にお参りいただいた方だけでも30人近くいらっしゃいました

と、言うのも、本堂横の収蔵庫に安置されている国の重要文化財大日如来坐像が公開され、それをネットで知った愛知県や京都や大阪方面から大勢の見学があったためです

また、それに加えて、地元の小学生や地域の経済クラブの方々もお越し頂きました

何人の方が、大日如来に手を合わされたのか、報告を聞くのが楽しみです

仏像は実際に見て、手を合わせるからこそ、仏像であって、堂内奥深く保存するだけでは美術品と何ら変わらないと思うのですが

とにかくこの寒い中、久しぶりに正善寺は満員御礼でした

 

鈴木さんのルーツを訪ねて

こんにちは 正善寺管理人です

今日は行楽日和ということもあって、お隣の海南市に修理修復が終わった『鈴木屋敷』にお邪魔してきました

月曜、火曜が休館日なのですが、たまたま外国人の方が見学に来るということで、特別に開館していたのに便乗して、拝観させていただきました

休館日にも関わらず、親切に説明をしていただいた管理人の方には、本当に感謝しかありません 

鈴木氏の発祥は平安時代の終わりごろ熊野からこの地に移り住み、ここを拠点に全国へ熊野信仰を広めたのがルーツと言われています 最も鈴木氏が多いのは静岡県ということで、秋田などの東北にも熊野信仰が広められたと言われています

分かり易い説明と、古材を大事に使った屋敷を、秋の一日ゆっくり見学させていただき、帰りには駐車場までお見送りをいただきました 

ありがとうございます 再度、訪問したいと思います その節にはよろしくお願いいたします

 

右手が上?左手が上?

こんにちは 正善寺管理人です

朝夕めっきり涼しくなったのですが、昼間は相変わらず夏日が続いています 昼と夜との気温差が10度もあると体調を崩してしまいそうです お気を付けください

今日は観音様の縁日 今日も大勢の皆様にお越しいただきました

いつものようにお勤めをした後、福勝寺のご住職の指導のもと、両手を合わせて深呼吸をする練習をしました 左手が下で右手が上、親指の先を合わせておへその前で構えます 胎蔵界大日如来の印相です これは、左手が自分で、右の手が仏さまとみて、仏と自分が一体になることを表しいるそうです これを法界定印または禅定印と呼ぶのですが、宗派によっては右手が下で左手が上の場合もあるそうです

その理由は判りませんが、とにかく心を無にして、深呼吸をすると不思議と仏と一体になったような気がするものです みなさんも一度試してみてください

 

 

 

 

大日如来坐像 絶賛公開中

こんにちは 正善寺管理人です

今日は朝から国の重要文化財である大日如来坐像が公開されています

10時からの公開予定だったので、10時少し前に伺うと、何とすでに10名ほどの方が見学にいらしていました 新聞社の方も取材をしているようです

今日は4時まで公開予定です 間近に見られる又とないチャンスです

大勢の皆様のお越しをお待ちしております

 

魅惑の初島 いよいよ始まりました

おはようございます 正善寺管理人です

昨日から、有田市郷土資料館で秋期企画展『魅惑の初島 流転のみほとけたち』が始まりました いつも間近で見ていた仏像の数々が、照明を当てることで違った見え方になることや、数々の古文書につけられたキャプションに、時間が経つのも忘れて見入ってしまいました

そんな中、特別企画として、初島の西福寺に伝わる古文書講座が開催されました 中でも興味深かったのは有田市域と熊野の関係を伺わせるような記述や、紀伊国西椒庄が京都の仁和寺宝蓮院の所領であったなどというのは、有田に伝来する文化財を知るうえでも、貴重なお話だったという思いがしました

コンパクトな企画展ですが、内容が詰まった展示が多く、是非多くの皆様にご覧をいただけたらと思います

 

色は匂へど 散りぬるを

こんにちは 正善寺管理人です

もうすぐお彼岸というのに今年の夏はまだ終わりそうにありません 熱中症対策には万全を

さて、今日は18日 観音様の縁日 大勢の皆様にお参りいただきました 今月23日からは有田市郷土資料館で「魅惑の初島 流転のみほとけたち」と題した秋期企画展が開催されます 正善寺からも阿弥陀如来坐像をはじめとして、市指定文化財天部立像や数々の小像、文書等が出品されるため、今日の正善寺はいつもの景色とは違っていました

そんななか、今日は福勝寺のご住職指導のもと、みんなで真言宗宗歌にもなっている「いろはうた」を合唱しました

「色は匂う」というのは、花が咲くという意味があるそうです 花とはもちろん桜の花のことで、咲いた花は必ず散るという人生の無常を歌っているといいます 改めて「いろはうた」を調べてみたくなりました

今宵はフルムーン

おはようございます 正善寺管理人です

毎日暑い日が続きますが、体調を崩されていませんか?

とは言っても、明日から9月 朝夕は少し気温も下がってきたような気がします 特に夜、庭先には鈴虫やコオロギが心地よい鳴き声を響かせています

そして、今宵はフルムーン いつもよりも満月が大きく、近くに見えると言われています 

この満月のことを別名『月輪(がちりん)』と呼ぶのをご存知ですか?『日輪』はよく聞く言葉ですが『月輪』はあまり馴染みがありませんよね どうやら仏教用語から来ているようです 自らの心を曇りなく輝く満月に例え、清浄であり、自分と月が一体であるという考えだそうです

今宵、晴れていたら、いつもより大きな満月を眺めてみてはいかがですか