正善寺日記

正善寺の由緒、仏像、お参り風景等を公開していきます

白鶴亮翅(はっかくりょうし)

昨日は地域の一斉清掃

正善寺の周りの側溝も御近所の人たちのお陰できれいになりました

先日、観音様のご縁日に福勝寺の住職より、呼吸法を教わりました

体の中の不浄な空気を出し切り、お堂の中の清らかな空気を体内に入れる方法です

手を揃えて膝の上に置き、背筋を伸ばしてゆっくり身体じゅうの空気を吐き切る

そしてまた、ゆっくりと体内に清浄な空気を入れる

これだけですごくリラックスした気持ちになりました


わたしは毎日、朝日新聞に連載されている多和田葉子さんの連載小説「白鶴亮翅」を愛読しているのですが、そのなかで、主人公が太極拳講座に行った時のことが書かれていました。

 稽古が始まるとチェン先生はこんなことを言った。

 「つむじから一本の糸で吊(つ)り下げられているような気持ちで立ってみてください」

 わたしはそっと右手の指先で自分のつむじを探り、思っていたところよりずっと後ろにあることに驚いた。つむじから一本の糸に吊るされ、てるてる坊主のようにかすかに揺れている…

先日の正善寺での呼吸法が、この太極拳のポーズと重なって、改めて姿勢が大事だなと感じました。