おはようございます 正善寺管理人です
昨日から降り始めた雨は、今日も降り続き、田植えを控えた農家の人たちにとっては恵みの雨と言えるかもしれません
さて、今日の新聞のコラムに「観世水」という和菓子が紹介されていました
昔から日本人にとって水は生活に欠かせないものであると同時に、薬であり、酒や菓子を作る材料水でもあったのです
今我々は、水道の蛇口をひねれば、全国どこにいてもおいしい水が飲むことができます
しかし、昔は、水の乏しい地域も数多く存在し、病気が蔓延したり、豊富な水が無いために産業が発展せず、生活に困窮する家が多くあったとも聞きます
そんな窮状を救ったのが「弘法水」だといわれています
全国に弘法大師の水伝説は1500例を数えるといわれ、「弘法水」、「弘法池」、「杖突水」など様々な呼び方がされています
昔から水は人々に守られてきました そしてこれからも守り続けていかなければなりません
コラムはこんな言葉で締めくくっていました
湧く水は長い時間をかけて地下で濾過され、清らかになります。観世水もたどれば深い井戸。過去からの贈り物です。