正善寺日記

正善寺の由緒、仏像、お参り風景等を公開していきます

今日の講話

こんにちは 正善寺管理人です

今日は観音様のご縁日 大勢の人にお参りいただきました

いつものように福勝寺ご住職によるお勤めと法話をお聞きしました

今日の法話「阿吽の呼吸」「安心」そして「四苦八苦」についてのお話でした

・阿吽の呼吸

 阿吽は、最初の音と最後の音ということで、「始まりから終わりまで」を表し、そのことから人生の最初から最後、生まれてから死ぬまでを表していると言われています 本来「阿」と「吽」はかけ離れたものですが、それが一つになることから「他人の気持ちやタイミングが一致する」という意味で広く使われるようになりました

・安心

 現在使われている意味と読み方は、気にかかることがなく、落ち着いていられるという意味で、読み方も「あんしん」です 仏教の世界では「あんじん」と読み、「御仏の教えを学んだり、修行を積むことによって恐怖や不安、苦しみなどから解放され、安らぎの境地に達する」ことを指します つまり「あんじん」が表すのは「あんしん」とは比べ物にならないほど深遠な気持ちということになります

・四苦八苦

 仏教由来の言葉で、ここでいう「苦」は「苦しみ」ではなく、「避けようとしても避けられず、自分では思い通りにできないこと」という意味です 「四苦」とは、生まれること(生)、老いること(老)、病気になること(病)、死ぬこと(死)という四つ そしてこれに、愛する者と別れる苦(愛別離苦)、怨み憎む者と出会う苦(怨憎会苦)、求めても得られない苦(求不得苦)、心身から生じる苦(五蘊盛苦)の四つが加わり、合わせて「八苦」となります